災害対策のためにDRサイトを構築、障害発生時にデータ消失の恐れを回避
災害対策のためにDRサイトを構築していたが、データ同期が1日1回だったため、災害発生時にデータ消失の恐れがあった。
建設業B社では、財務会計や管理会計にERPパッケージを活用しているほか、情報管理システムを整備してプロジェクトで日々使われるファイルを管理するなど、ITを積極的に活用して業務の効率化を進めています。これらのシステムはオンプレミスで運用されていましたが、これとは別に災害対策を目的としたDR(Disaster Recovery:災害復旧)サイトをクラウド上に構築しました。災害などによってオンプレミスの本番サイトに問題が生じた場合、DRサイトに切り替えることで事業を継続する形です。
このようにIT環境における災害対策を整えたB社ですが、現状では不十分だという思いがありました。具体的な課題だと考えていたのは、本番サイトからバックアップサイトへのデータのコピーです。災害発生時にバックアップサイトのシステムを利用して業務を遂行するには、バックアップサイトのデータが本番サイトと同一である必要があります。しかしネットワークの帯域の問題から、本番サイトからバックアップサイトへのコピーは1日1回しか行えなかったため、最大で1日分のデータが消失する恐れがあったのです。
当然、ネットワーク帯域を拡大してデータを同期する頻度を高めることも考えられましたが、それによって大きくコストが膨らむことから断念していました。この課題を解決することになったのが、NTTコミュニケーションズの「Enterprise Cloud」です。
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