
インターネットサービスプロバイダー(ISP)とは
インターネットは、回線がつながっているだけでは利用できません。インターネットを使うには、PCやサーバーなど、さまざまなデバイスとの接続窓口となる事業者「プロバイダー(ISP)」と契約する必要があります。
従来のPPPoE方式に比べて大容量で、通信が混雑することなくスムーズに行われ、快適で安定した接続環境のため、法人向け回線としても大きなメリットがあります。IPoEは、いったいどのようなサービスなのか、詳しくご紹介します。

【IPoE接続とPPPoE接続】改善とヒント
Case Studies
◆Case1:サービス業 ◆Case2:製造業
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Q1:ネットワークの見直しについて
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(例:Office365やG Suite)
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プロバイダー(ISP)はインターネットの接続窓口
インターネットを利用するためには、回線業者が提供しているインターネット回線を利用する必要があります。代表的な回線業者には、NTT東日本・西日本(フレッツ光)やその他事業者のほか、ケーブルテレビ会社系や電力会社系の企業などがあります。
しかし、実際にインターネットを利用するためには、回線業者だけでなく、プロバイダーと呼ばれるインターネット接続事業者と契約する必要があります。プロバイダー(Provider)という言葉には、「何らかの商品やサービスを提供している人や会社」という意味があります。それで「インターネット接続というサービスを提供している事業者」のことを、Internet Service Provider(インターネットサービスプロバイダー)といい、略してISPと呼ぶこともあります。
なお、携帯電話事業者やモバイルWi-Fiルーターの提供企業の中には、回線業者とプロバイダーが一体化している事業者もあります。
プロバイダー(ISP)の役割
インターネットを利用するためには、アクセスポイント(基地局)を介してインターネット回線に接続する必要があります。そのアクセスポイントを提供しているのがプロバイダーです。
現在、日本には数百社以上のプロバイダーがあるといわれていますが、その中には、OCNをはじめ、多数有名な大手事業者から、小規模な事業者まで存在します。
■プロバイダー(ISP)はインターネットに接続する役割を持つ

回線事業者と何が違うのか
回線事業者は光回線、ADSL回線、ケーブルテレビ回線など、インターネットに接続するための回線を提供する事業者です。インターネットを利用できるように設備工事を行うなど、物理的な部分を回線事業者が担当しています。プロバイダーは回線事業者の提供する回線の上でインターネット接続サービスを提供する役割です。
回線事業者とプロバイダーのどちらか片方ではインターネットを利用できません。
プロバイダー(ISP)による付加サービスの違い
プロバイダーの最大の役割は、ユーザーのデバイスとインターネットをつなぐことです。そのために、インターネットに接続するという点で各社に大きな差はありません。インターネット接続料金にしても、大きな違いはないのです。
では、どこに違いを見いだせるのかというと、インターネット接続以外の付加サービスです。プロバイダーが提供している付加サービスには、以下のようなものがラインナップされています。
・メールアドレスの提供
・セキュリティ対策(迷惑メール対策やウイルス対策など)の提供
・ウェブサイトやブログなどのスペース提供
・独自ドメイン取得手続きの代行サービス
・映像や音楽などのコンテンツ配信サービス
・VPNサービス
・固定IPサービス
・IP電話サービス
・IPoEサービス
・ホスティングサービス
・オンラインストレージサービス
これらの付加サービスは、プロバイダーによって大きく異なります。プロバイダーの料金に含まれる無償サービス(メールアドレスなど)もありますが、有償で提供されているサービスが大半となっています。
プロバイダー(ISP)の選び方
インターネットに接続するという役割は、プロバイダーごとに大きな差はありません。しかし、付加サービスはプロバイダーごとに大きく異なります。そのほか、個人向けサービスなのか、法人向けサービスなのかによっても、提供される付加サービスは異なってきます。プロバイダーを選ぶ際には、利用するインターネットの用途に応じて検討するようにしましょう。
また、回線速度を左右するのは回線業者なので、速度改善を目指すのであればプロバイダーだけでなく回線業者も併せて検討する必要があります。
以下選び方について解説します。
回線速度
通信速度に直接影響を及ぼすのは回線事業者ではありますが、実際同じ回線事業者を使っているとしてもプロバイダーによって速度に差はでます。プロバイダーを利用している人数や、設備によって速度が変わります。プロバイダーごとに様々なユーザーの実測値を計測して、平均値を公開しているサイトがありますので、選ぶ際の参考になります。また、同じサービスでも利用する地域によって差が出ることがありますので注意してください。
安定性
障害が発生しないか、もし発生してしまったときにすぐに復旧できるように24時間365日体制で監視しているか、曜日や時間帯によって混雑して急に繋がりにくくなるようなことがないかなど、安定性も比較のポイントです。SLAを確認しましょう。
サポート体制
設定の変更をしたときなどに、インターネットがつながらなくなってしまうと業務に支障が出るため、一刻も早い復旧が求められます。いざというときにすぐにインターネットの利用を再開できるように、相談できるサポート体制が整っているかも選ぶときのポイントになります。
料金
インターネットは継続して使い続けるものだからこそ、ランニングコストは大切です。月額料金ではそれほど大きな差ではなかったとしても、何年も使うことを考えれば、慎重に選んだほうがよいでしょう。安いほどいいわけというわけではないので、付帯サービス、通信速度、安定性など、さまざまな要因とあわせてコストパフォーマンスの良いサービスを選びましょう。
プロバイダー(ISP)選びに「IPoE方式への対応」も検討を
インターネットに接続する方法として、以前から存在するPPPoE方式と新たに登場したIPoE方式という2つの方式があります。
PPPoEとは、PPP over Ethernet(ピーピーピー・オーバー・イーサネット)の略です。これは、一般の電話回線(アナログ回線)やISDNに用いられるPPP(Point to Point Protocol:ポイント・トゥ・ポイント・プロトコル)という通信上の技術的な約束事に基づいて、インターネットの接続方式であるイーサネット(Ethernet)と相互接続するための技術です。個人や家庭からインターネットに接続する場合は、ほとんどこの技術を使っています。
それに対してIPoEは、IP over Ethernetの略です。インターネット通信の基本的な約束事であるIP(Internet Protocol:インターネット・プロトコル)とイーサネットを接続して、「イーサネットの上でIP方式の通信を行う」という意味になります。
IPoE方式はPPPoE方式に比べて設備の容量が大きく、回線が混雑しないという特長があります。また、セキュリティ的にも強固なため、速度改善とセキュリティ面から大きなメリットがあるのです。
しかし、IPoE方式に対応しているプロバイダーはまだ少ないため、IPoEサービスを提供しているかどうかをプロバイダー選びの基準とするのもいいでしょう。OCNでは、この「次世代のインターネット接続環境」をいち早く提供しています。快適で安定した接続環境を、ぜひ体験してみてください。
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